昨日は臨床画像診断 呼吸器の勉強会でした。
胸水 気管虚脱 慢性鼻炎 慢性気管支炎など
Mダックスのレントゲン CTでは確認できない慢性鼻炎 慢性気管支炎が多くなっています。
診断は気管支鏡で確認します。
治療はステロイドなどによる対症的治療になります。
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火曜日は腫瘍学の勉強会でした。
口腔内メラノーマ 肥満細胞腫 組織球腫など
口腔内腫瘍では治療目的が根治か緩和のどちらかを目的として治療をするかを決めることになります。
それは腫瘍が発生している部位 大きさ 増大スピード 外方または内方に増大しているか 遠隔転移をしているか 下顎リンパ節に転移があるか 病理検査上での核分裂指数 などを総合的に評価し治療目的を見極めます。
緩和を目的にした場合は局所による炎症 出血 感染 物理的障害による摂食障害 全身衰弱を避けるように治療を選択します。
猫の皮膚肥満細胞腫は良型が多いですが内蔵型(脾臓 肝臓)から皮膚に転移している場合があるので要注意です。
昨日は臨床病理 血液学の勉強会でした。
IBD 猫多中心型リンパ腫 猫膵炎 膵外分泌不全 免疫性関節炎
犬での原因不明の発熱は細菌感染 ウイルス感染 免疫疾患による関節炎が疑われます。
関節炎は関節液の塗抹 レントゲンにより診断します。
追加検査として抗核抗体(ANA) リウマチ因子(RA因子) クームス試験 CRP(犬C反応性蛋白)を行い総合的に判断し治療を決定していきます。
ちなみに猫での原因不明の発熱はFeLV FIV FIP トキソプラズマが疑われます。