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股関節形成不全

3月28日は整形外科の勉強会でした。
股関節形成不全
好発犬種は大型犬 パグ フレンチブルドック
好発年齢は
成長期 股関節の不安定性
成熟期 変形性関節症
●両足性での発症が多い
●無症状~歩行異常
●腰振り歩行
●兎跳び歩行
●股関節伸展時の疼痛
●負重時跛行
●後肢の発育不良などがみられます。
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鼻咽喉部腫瘍

3月25日は呼吸器の勉強会でした。
鼻咽喉部に発生した腫瘍は麻酔 外科切除が大変難しくなるため気管切開により永久気管ろうにする場合がありますが、肺炎などの合併症が多く管理が非常に困難になります。
場合によっては術後2ヶ月で亡くなる事もあります。

ミオクローヌス発作

3月16日は臨床画像診断 神経学の勉強会でした。
「犬が最近なんでも怖がるようになった。」「カーテンの揺れに怯えるようになった。」などの今までなんでもなかったことに対して怖がる怯えるようになった場合ミオクローヌス発作の可能性があります。
 
●多くは7歳くらいから発症します。
●ワイヤーヘアーダックスが多いです。
●基礎疾患としてLafora病があるかもしれない。
●治療はピラセタムを投与します。

トセラニブ(パラディア) メトロノーム療法

3月13日は症例検討会でした。
不完全切除の軟部組織肉腫(STS)において再発を遅延させる効果があるとしてシクロフォスファミドの低用量投与(メトロノーム療法)があります。
低用量のシクロホスファミドおよび標準用量のシクロオキシゲナーゼ阻害剤の連続投与は、腫瘍モデルにおいて腫瘍血管形成、逆免疫抑制、および制御性T細胞の枯渇を抑制することが示されている。

もともと犬の肥満細胞腫の治療薬トセラニブもSTSに対して有効である可能性もあるとして注目されています。
 
またトセラニブとシクロフォスファミドの低用量投与を併用する治療も報告されています。

抗てんかん薬

3月10日は神経学の勉強会でした。
現在獣医学において多く使われている抗てんかん薬はゾニサミド フェノバルビタール 臭化カリウムになります。
ゾニサミドは興奮抑制
フェノバルビタール 臭化カリウムは抑制増強の薬になります。

フェノバルビタールは副作用が強く 投与期間が長くなると効果も下がってくるので注意が必要です。
またフェノバルビタールは血中濃度が35μgを超えると肝障害がでます。
 
臭化カリウムは肝臓で代謝されない薬で膵炎に注意が必要です。
猫では30%~40%で肺炎を起こすことがあるので禁忌になります。

顆粒細胞腫

3月7日は腫瘍学の勉強会でした。 
顆粒細胞腫は神経系に由来する軟部組織肉腫に分類されます。 
卵巣にできる顆粒膜細胞腫とは異なります。

好発部位は舌で悪性は稀です。
 
悪性の場合、病理学的には異型性 臨床的には浸潤性が予後 治療に際して重要になります。
軟部組織肉腫であっても異型性が低く 浸潤性がないものは偽膜外での最低限の手術で十分になります。
仮に再発が起こったとしても転移は非常に稀です。

好酸球性膀胱炎

3月2日は臨床病理 血液学の勉強会でした。
猫によくおしっこが出にくくなるもしくは全くでなくなる病態があります。
一般的には結石による排尿障害がですが好酸球性膀胱炎による膀胱粘膜の脱落により排尿障害を起こすことがあります。
診断は膀胱の全層バイオプシーにより確定します。
治療はステロイドに対してよく反応します。
プロフィール

takahashi

Author:takahashi
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平日・土曜日:9:00~12:00、16:00~19:00
日曜日・祝日:10:00~12:00、16:00~18:00
年中無休・往診有り

HP:http://takahashi-dogcat.com/

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