5月27日は呼吸器の勉強会でした。
肺に細菌またはマイコプラズマによる感染によって好中球が過剰に反応し炎症を引き起こす好中球性気道炎症という病態があります。
治療はマクロライド系抗生物質 プレドニゾロンになります。
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5月19日は神経学の勉強会でした。
てんかん発作が5分以上おさまらない場合すぐ病院へ来院するようにしてください。
発作時間が長ければ長いほど発作を止めることが困難になります。
あと7歳以上での初めての発作はMRI検査を行う方がいいでしょう。
重積発作治療
ジアゼパム1~2mg/kg iv(3回)
↓
レベチラセタム20~60mg/kg iv(5分かけて投与)
↓
フェノバルビタール4mg/kg iv(30分毎4回)
↓
ミダゾラム0.1~0.3mg/kg/hr
↓
ペントバルビタール2~5mg/kg/hr
5月11日は臨床病理 血液学の勉強会でした。
腫瘍などなんらかの基礎疾患があり 貧血がある場合血液塗抹で赤血球に変形 血小板数が低下していたらDICが疑われます。
治療の第一選択は輸血になります。
5月18日は臨床画像診断 神経学の勉強会でした。
食事が以前より食べにくい
鳴き声が変わった
口に泡がついていることが多い
寝ているとき眼が空いているなどの症状がある場合食道型の重症筋無力症が疑われます。
診断は抗体検査で確定しますが抗体検査で陰性である場合重症筋無力症が否定されたわけではありません。
または診断的治療としてピリドスチグミンやワゴスチグミンを投薬明らかな改善がある場合重症筋無力症と診断します。
5月2日は腫瘍学の勉強会でした。
何かしらの基礎疾患(腫瘍など)が存在している場合DICを起こす場合があります。
播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation:DIC)とは、基礎疾患の存在下に全身性かつ持続性の著しい凝固活性化をきたし、全身の主として細小血管内に微小血栓が多発する重篤な病態です。凝固活性化と同時進行的に線溶活性化がみられますが、その程度は基礎疾患により、あるいは症例ごとに相当の差異がみられます。
DICを起こした場合基礎疾患を治療したとしても予後は非常に厳しい事になります。
例えば身体のどこかに腫瘍があり特に臨床症状が存在していない場合でもFDP(フィブリノゲン分解産物)が異常な値を示していた場合手術により腫瘍を完全に取り除いたとしても術後にDICを起こす事があります。
特に血管肉腫は要注意が必要な腫瘍になります。