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肺高血圧症

7月20日は臨床画像診断 神経学の勉強会でした。

肺高血圧症は原発性 2次性(肺塞栓 フィラリア症 肺動脈弁狭窄など)が原因でおこりレントゲン検査において肺動脈の拡張 蛇行 肺動脈の切り詰め像などで確認されます。
ヨークシャーテリアでは肺高血圧症ではないのに以上の病態が見られることがあるので要注意です。
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腎臓の血管肉腫

7月18日は泌尿器学の勉強会でした。

犬の腎臓の血管肉腫は臨床症状は元気消失 間歇的な血尿などです。
血液検査では貧血を呈します。

肝臓 脾臓にできる血管肉腫同様予後は非常に厳しいものになります。

鼠径ヘルニア

7月10日は症例検討会でした。

鼠径ヘルニアで大きく問題になるのはほとんどが未避妊の犬です。
鼠径ヘルニアに子宮が陥入し腫大することによりヘルニア自体も増大します。
今回は鼠径ヘルニア(子宮入り) 猫の結腸にできた腺癌の手術法などを話し合いました。

犬の低蛋白血症

7月6日は臨床病理 血液学の勉強会でした。
犬の低蛋白血症の鑑別診断リストは
出血
腎からの喪失
蛋白喪失性腸症
産生減少(肝不全 飢餓)なります。

蛋白喪失性腸症の除外リストは
外部寄生虫
膵外分泌不全
消化器感染症
食物アレルギーになります。

蛋白喪失性腸症は
IBD          全層バイオプシー(3ヶ所)
リンパ管拡張症  全層バイオプシー(3ヶ所)
リンパ腫       FNA PCR

IBDは
食事反応性腸症
  (リンパ球反応テスト)
抗菌薬反応性腸症
  (Real PCR)
ステロイド反応性腸症 に分けられます。


前立腺がん

7月4日は腫瘍学の勉強会でした。
犬の前立腺がんは非常に転移性が高く 骨盤 腰仙椎 に転移を起こします。
肺転移もおこします。
4割の症例でレントゲン上前立腺に石灰化が見られます。

治療は
1 外科 前立腺切除(早期発見のみ)
     尿道造設術 ステントなど
2 抗がん剤
3 放射線⇒緩和的(幾分効果あり)
中央生存期間は100日 局所制御しても転移をおこします。

前立腺の移行上皮癌は治療によっては生存期間の延長が望めます。
前立腺の腺癌は治療困難になります。

前立腺癌によって排便障害を起こした場合坐骨恥骨切除することにより症状が軽減することがあります。


特発性間質性肺炎

6月24日は臨床画像診断 呼吸器の勉強会でした。
Mダックスで特発性間質性肺炎が見られることがあります。
臨床症状は咳 呼吸速迫でレントゲン上での炎症像が抗生物質治療に反応ことが特徴的です。

治療初期はソルメドロール5mg/kg(BID)
維持はプレドニゾロンとシクロスポリンになります。
プロフィール

takahashi

Author:takahashi
〒158-0082
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*診療時間
平日・土曜日:9:00~12:00、16:00~19:00
日曜日・祝日:10:00~12:00、16:00~18:00
年中無休・往診有り

HP:http://takahashi-dogcat.com/

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