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特発性顔面神経麻痺

9月29日は神経学の勉強会でした。

犬が突然よだれを垂らすようになる。 顔が垂れ下がってみえる。
瞬きをしない。などの症状がある場合

姿勢反応 脳神経検査により
⇒特発性顔面神経麻痺
⇒特発性前庭疾患
⇒中耳炎 内耳炎
⇒甲状腺機能低下などが鑑別診断にあがります。確定診断はMRI検査になります。
 
特発性顔面神経麻痺 特発性前庭疾患は特異的治療はありません。
自然治癒することもあります。

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犬の肩関節脱臼

9月26日は整形外科の勉強会でした。

肩関節脱臼は先天性 外傷性があります。
先天性肩関節脱臼は
好発犬種
 トイプードル シェルティー チワワ ポメラニアンなどでほとんどが内方脱臼です。
●出生直後より肩関節の屈曲変形
●疼痛を認めないか軽度のことが多い
●3~8ヶ月齢で症状発現
●肩甲関節窩の低形成を伴うことが多い
治療は
●非観血的整復術は無効であることが多い
●重度な形成異常の症例では外科手術の成績が悪い
●症状が軽度な症例では経過観察が現実的
●全関節固定術は予後良好なことが多い
 

猫のニューロパチー2

9月21日は臨床画像診断 神経学の勉強会でした。
 
子猫で突然歩き方がおかしくなり(ベタ足など)の場合血液学的にFIPが除外されていればニューロパチーの疑いがあります。
特にベンガルに多く見られあます。

診断は電気生理学検査になりますが一部検査所でしか検査できません。
そのため診断的治療として免疫抑制量のステロイドを使用して治療行います。
ビタミンB1 B6 B12も投与します。

基本、自然寛解は見られない病気です。

悪性組織球腫

9月7日は臨床病理 血液学の勉強会でした。
 
悪性組織腫は
バーニーズでは骨髄
フラットコーテッドレトリバーでは肘
ウェルシュコーギーでは肺
ゴールデンレトリバーでは脾臓に発生する頻度が高いことがわかっています。
予後は非常に厳しい病気です。

節外型 鼻腔リンパ腫

9月5日は腫瘍学の勉強会でした。
猫の節外型 鼻腔リンパ腫は
高齢でFeLV(ー)の場合、抗がん剤に対して反応も良く予後が良好なことが多いです。
若齢でFeLV(+)の場合、抗がん剤に一定の反応を示すものの全身に波及することが多く予後は厳しくなります。

膝蓋骨脱臼

8月29日は整形外科の勉強会でした。

膝蓋骨の脱臼は内方脱臼 外方脱臼 上方脱臼があります。
 
内方脱臼は小型犬で多くみられ内側広筋の拘縮 外側関節包の緩みなどによっておこります。
外方脱臼は大型犬で多くみられ大腿筋膜 大腿二頭筋終止部の繊維性拘縮などによりおこります。
上方脱臼は大腿四頭筋の短縮などによりおこります。
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takahashi

Author:takahashi
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年中無休・往診有り

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