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口腔内腫瘍について

口腔内腫瘍には発生頻度が高いものがあり
悪性腫瘍では繊維肉腫 扁平上皮癌 悪性黒色腫があります。
良性腫瘍ではエナメル上皮腫などがあります。

口腔内腫瘍は腫瘍がいずれの場合でも無治療の場合転移して亡くなるより摂食障害により亡くなることになります。
そのため手術が第一選択の治療になります。

手術は腫瘍の種類 大きさ 発生している部位により内容が大きく異なります。
また下顎より上顎の腫瘍は手術の難易度は上がります。

口腔内腫瘍では手術により完治しない事がわかっていてもQOLを上げるまたはQOLを下げない目的で対照的な手術をおこなう場合もあります。
メラノーマ2
上顎歯肉にできた悪性黒色腫
メラノーマ
腫瘍摘出 上顎骨部分切除(鼻腔には達していない)

会陰ヘルニア

昨日はMダックスの会陰ヘルニア整復手術を行いました。
会陰ヘルニアにはグレードがあり、今回は開腹により結腸固定 前立腺固定をおこない腸 膀胱を正常な位置に整復 固定をしました。
後日両側の会陰部にメッシュによる整復をおこなう予定です。

ミオクローヌス発作

7月19日は神経学の勉強会。

カーテンなどゆらゆら動くものにびくつく事がある場合ミオクローヌス発作が疑われます。
投薬治療により改善することもあります。

頭部 顔面の観察

7月13日は神経学の勉強会。

●臭覚に関する主訴⇒臭神経
●聴覚に関する主訴⇒内耳(聴)神経 先天性 老齢性
●側頭筋 咬筋の萎縮⇒三叉神経 咀嚼筋筋炎
●閉口困難⇒両側の三叉神経
●開口困難⇒咀嚼筋筋炎 顎関節
●片側口腔内の咬傷 残り物⇒三叉神経
●顔面麻痺⇒顔面神経
 瞬きできない
 口角 口唇のたるみ
 片側鼻鏡の乾燥

猫の血管肉腫

7月3日は腫瘍学の勉強会でした。

猫の血管肉腫は犬よりも発生率は低く猫では比較的珍しい腫瘍になります。
挙動は比較的犬と似ています。
皮膚型は腹腔に比べて挙動はいいのですが、犬の皮膚型よりは悪いです。
腹腔型は犬と同じように悪性度は高く手術も基本的に緩和手術になります。
抗がん剤の効果もあまり期待できません。
転移もレントゲン 肉眼でも見つけにくいことが多く 血液検査 CTなどの情報をもとに検討していくことになります。

プロフィール

takahashi

Author:takahashi
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TEL 03(3705)2519
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*診療時間
平日・土曜日:9:00~12:00、16:00~19:00
日曜日・祝日:10:00~12:00、16:00~18:00
年中無休・往診有り

HP:http://takahashi-dogcat.com/

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